ロータリーとは

ロータリークラブの誕生とその成長

 今から100年前の1905年、そのころ経済恐慌で人心の荒れすさんでいたアメリカ社会、特にシカゴの状態を憂えた、青年弁護士ポール・.ハリスが、3人の友人と語らって、2月23日第一回の会合を開いたのが、ロータリークラブの誕生であります。 ロータリーとは、会員が持ち回り順番に、集会を各自の事務所で開いたことから名付けられました。 このクラブは着実に成長し、現在200以上の国と地域(2021年4月)に広がり、クラブ数36,680(地区数523地区)、会員数1,193,804人(2021年4月16日 RI公式発表)に達しています。 これらクラブをメンバーとして国際ロータリーが構成されています。

日本のロータリー

 わが国のロータリークラブは1920(大正9)年10月20日、当時、三井銀行の重役であった米山梅吉氏が、初めて東京にこれを設立し、翌21年、世界で855番目のクラブとして加盟承認されました。 その後第2次世界大戦のため、一時国際ロータリーから脱退するのやむなきに至ったこともありましたが、その間もよくロータリーの精神を堅持して会合に務め、その精神と組織を維持し、戦後国際ロータリーに復帰するや、ますます発展、現在は北は北海道、南は沖縄まで、クラブ数2,237(34地区)、会員数85,492人(2021年3月末現在)に達し、なおすべての都市、すべての町にその理想の翼を広げる努力を続けております。 会員は地域内の理想に燃える堅実な実業家、専門職人の中から定款により、1業種1人を選び、週一回のクラブ例会出席によって、各種職域人の交友を通じて地域社会へのより多くの奉仕の機会を得ようとはかっております。

RIとその目的

 国際ロータリー(RI)は全世界のロータリークラブおよびローターアクトクラブの連合体である。
RIの目的は次の通りである
(a) ロータリーの目的を推進するようなプログラムや活動を追求しているクラブ 、ローターアクトクラブ、地区を支援すること。
(b) 全世界にわたって、ロータリーを奨励し、助長し、拡大し、管理すること。

ロータリーの目的

 ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には、次の各項を奨励することにある
第1 知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること
第2 職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること
第3 ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること
第4 奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること。